2006ドイツW杯観戦&モーツァルト&ハイジの旅

飲んだくれ夫婦の山あり谷あり旅行記 パート5

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鉄道旅行の必需品

(1)6月25日(日)ミュンヘン最後の朝。予定では10時半頃のローカル急行に乗って、リンダウへ向かうつもりだったが、出発時成田空港で購入してきたトーマスクック時刻表(ヨーロッパ主要鉄道の時刻がほとんど掲載されている優れもの)で調べたところ、2回目の乗り換え場所までいける都市間急行が12時半にあることを知る。

全く知らない鉄道に乗る場合、駅名が載っている時刻表ほど頼りになるものはない。自分がどのあたりにいるか予測がつくので、大変ありがたかった。

まだまだW杯モード全開

(2)朝食後、列車の座席指定をしに、駅へ向かう。いろいろと紙に書いておいたものと、鉄道パスを窓口に提出。座席指定料金。3ユーロなり。意外と簡単。窓口さえ混雑していなければ、面倒ではないのかもしれない。日本の代理店に頼んだらひとり2000円もかかったので、時間があれば自分でやった方がお徳である。

列車を変更したため午前中に少し時間ができた。荷物をパッキングして(この時すでに荷物がひとつ増えている)、チェックアウト。正午まで荷物を預かってもらい。また、てくてくとカールス広場、マリエン広場へと歩く。

(3)昨日と同じような時間帯なのに、日曜日のせいか人もまばらで静かである。嵐の去った後という感じ。人がいないので、ゆっくりといろいろ見て回れる。お店は閉っているが、ふらふらと歩ける。

レジデンツ博物館に到着。時間はあまりないが、せっかくだからと入館料を支払い、中に入る。

博物館前にライオンの銅像があり、その足もとに触ると幸運が訪れるというジンクスがあるらしく、ついつい触る。

ライオンにラッキーをもらう

(4)もと宮殿なので、中の装飾は豪華絢爛。説明書きがドイツ語でよくわからなかったため、足早に見てまわる。

中は迷路のようで、こちらは標識どおりに進んでいるつもりが、またまた迷う。遅くとも11半にはここを出ないと列車に乗り遅れてしまうため、あせる。

もっとゆっくり見てみたかったが、時間ギリギリで博物館を後にする。

王宮は豪華絢爛そして広すぎ

この缶には世界各国の言葉が印字されている。今回の旅行でいったい何種類のビールを飲んだんだろう?

(5)ホテルに戻り荷物を引き取りミュンヘン中央駅に向かう。ビールと水、昼食用のポテトフライを購入。車両に乗り込む。

日曜ということもあり、けっこう満席状態。座席指定をしておいて正解。

12:34発EC194は定刻どおり、ミュンヘン駅を出発。今回の列車の座席指定は通路側を向かい合わせ。隣の窓側の座席には若いお姉さんが二人。座席が広いので、狭さは全く感じない。日本の列車より揺れる。

最近の駅はしっかり掲示板が設置されているので、安心。ちなみにドアは自分でボタンを押して開ける。みんな列車が完全に停止する前に開けるので、結構ひやひやもの。

(6)車窓から見える風景をつまみにビールを飲む。

国境を越えスイスに入るが、特に入国審査はなし。

15:19 St. Margrethenに到着。ローカル線に乗り換え。15:31 発の各駅停車に乗る。どんどんとアルプスに近付いて来て、山が目前にせまってくる。川向こうにはリヒテンシュタイン公国が見える。

16:18 Bad  Ragaz 到着

さすが、スイスの鉄道は遅れることがなかった。

(7)駅を出て、ホテルを探すが、目の前だった。近くて、びっくり。あとは、予約がきちんと入っているかどうか。

SANDI SWISS QUALITY GARDEN HOTEL の予約、実は今まで使ったことのないBOOKINGというホテル予約専門のサイトでしたため、ちょっと不安であった。が、フロントに予約確認書を見せると、きちんと予約は入っていた。宿泊カードに名前を記入するのだが、スイスもドイツも英語表記をしてくれていないので、検討をつけて記入するしかない。足りないところは指摘されるので、そのとおりに書く。キーの説明を受ける。夜の10時に外玄関が閉るので、外玄関キーを開けて、部屋のキーに取り替えるということらしい。ややこしいが、合理的である。

駅前にて

(8)部屋は3階である。エレベーターを使うが、ここはスイス、やはりシン○ラー社製であったが、ヨーロッパでよく見られる手前にドアを引いて乗るタイプのもの。完全に停止しなくてもドアは開いてしまうという、さすがヨーロッパ仕様である。

部屋は清潔でいかにもスイスリゾートらしい作り。なぜか洗面台が二つもある。水もちゃんと出る。よかったよかった。

バルコニーに出て山や庭を眺める。いい景色であるが。が、なにやら怪しい雲行きで、一雨きそうな雰囲気である。夜の飲み物の買い出しに駅の中にあったスーパーへ行く。朝6時から夜10時までやっているとお兄さんに聞く。ビールと地元ワインと水を購入、物価のチェックも忘れなかった。

なにゆえ、2つもあるのか????

ヴァイツェンビール。独特の味。

(9)部屋に戻ったら、雨が降り始め、嵐が来た。雷のおまけつき。「ハイジ」が山で経験した嵐もこんな感じだったのだろう。雷をとても近く感じた。

町中散策はあきらめ、サッカー観戦。イングランド対エクアドル。ベッカムのフリーキックに感動し、試合終了後、ホテルのレストランに夕食を食べに行く。今回の旅行で、始めてのきちんとした夕食である。英語のメニューがあり、ヴァイツェンビールとドゥンケルビール、食事はソーセージとハッシュドポテトの盛り合わせとパスタ。トマトスープを頼んだはずだったが、忘れられた。味は良かった。

ハイジのアルプス。

(10)夜8時、食事も終わったが、外はまだ明るい。雨もあがったようなので、9時からの試合の前に町中を散歩。お店は閉っていたが、いろいろと偵察。銀行やコープをチェック。クララやおばあさまも宿泊したであろう、高級5つ星ホテル「グランドホテル」を眺め(ここに温泉施設があるらしいが、今回の旅行で水着を持って来ていないため、温泉体験はあきらめる)、ホテルに戻る。

9時からの試合、ポルトガル対オランダを観戦。2号は疲れのあまり、途中で睡魔に襲われる。荒れた試合だった(とのこと)。

明日はいよいよハイジの山へ登る。お天気が良い事を祈るのみ。

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