1998フランスW杯観戦&チュニジアの旅

飲んだくれ夫婦の初めてのW杯観戦旅行記 パート3

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 さて、いよいよ、ナントへ向かって夜間高速バスは出発しました。当初16人の予定だったツアー客は多分日本でのキャンセルも出たのでしょうか、9人に減っていました。バスの出発時点でチケットは全く確保できていないとのこと・・・・・本来なら同じ仲間ということで、車内も盛り上がったんだろうけど・・・夜行バスなんて何年ぶりの経験でしょ。若かりし頃はよくスキー行くのに利用しました。途中一回のトイレ休憩をはさんでバスは4時頃ナントの集合場所であるホテルに到着しました。まだ、夜も明けていないのに町中にはすでにクロアチアのサポーター達が野宿をしながら、騒いでました。ああ、これがワールドカップなんだな、ってつくづく感じました。   

 その後9時までバスの中で仮眠をとり、いよいよ旅行会社からの説明が・・・・チケットは結局全員分そろわなかったので、午後1時30分から抽選にて決めるとのこと。そこで、1度解散になりました。それまで、自分でダフ屋等から手に入れてもいいとのことだし、探してみるか?って感じでしたが(抽選に参加しなかった場合は倍の金額で返金となるとのこと)私達日本円をまだフランスフランに換金してなかったので、ダフ屋から買おうにも現金がない!!それに朝食もまだ!!駅のインフォメーションで両替できる場所をきくと、街に一カ所しかなくて、それもちょっと離れているらしい。ええい面倒くさいと言うことで、VISAのATMでおろしちゃいました。こんな海外で自分の暗証番号とか判別してもらえるのかなと不安だったけど、ちゃんとフランスフランででてきたよ。驚いたのがフランス語は当然のことながら、さすがユーロで他に3カ国語ぐらいありました。一応英語で操作しました。

 さて、お金も替える方法がわかったし、まずはチケットが手に入らなかった場合のことを考えてスクリーン観戦する場合の場所の下見を・・・・野外は太陽光線のあたり具合でちょっと見にくいかも・・・途中クロアチアのサポーター達と手を振りあってご挨拶。今まで何回か代表戦を見てるけど、全て国内での試合。敵チームのサポーターが同じ位いるって初めての経験だから、すごく最初は怖くて緊張しましたが、だんだんと別になんてことないこれがワールドカップなんだってわかってきました。

 次は腹ごしらえです。腹が減ってはなんとやら、なので、街のレストランへ入り遅い朝食兼昼食をすることに。メニューにはなんと日本語が添えてあってすごく大助かりでした。そこでもまた、ビールをたらふくワインも飲みまくりました。キャベツの酢漬けみたいなのがおいしかったです。ほろ酔い気分でまた集合場所のホテルへ戻るとなんだか緊張のあまり、頭がガンガンしてきて・・・これってもしかして二日酔い?で、いよいよ抽選です。抽選が始まる前にその場で知り合った兄ちゃんとお姉さんが自分たちはさっきもうチケットを手に入れてきたから、当選したら権利をいくらかで譲るよと言ってくれたので確率が少し上がったかな。で、まあ10人目位に兄ちゃんが当たって、その後また10人目位に今度は2号のが当たって、本当にラッキーでした。もし一人分しか手に入らなかったら、絶対に1号に見せてあげなきゃって強く思っていたので(長年の彼の夢でしたから)。

夢にまで見たチケット

 でも、チケット当選で運を使いすぎたのでしょうか。急いで、チケットをもらって競技場へと向かい(路面電車に乗らないといけなかったのです)何とか選手入場に間に合いました。席もかなり前のいいところで、びっくりしたけど。さすがに選手が入場してきた時は二人ともウルウルして泣いてました(ホントの話)。君が代も歌えたし・・・試合は残念ながら負けてしまいました。

 で、試合も終わって(この試合の結果についてはまあこんなもんでしょって感じでした。まだ許せました)、観戦できただけでもラッキーでしたけど、ものすっごく疲労困憊。

 帰路も8時間。途中パーキングで夕食をとったんだけど(残りフランがわずかで食べたいものも食べれずにひもじかったです)、そこにはクロアチアサポーターが数人いました。みんな楽しそうでうらやましかったです。けど、クロアチアまで帰るのかな?なんて思ったりもしました。

 ブリュッセルのホテルに着いたのは夜中の2時近くでした。明朝は6時起きです。次回はワールドカップは関係ないけどチュニジア編

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