2010南アフリカW杯観戦への旅

飲んだくれ夫婦@3回目のW杯観戦旅行記 パート7
 

6月28日・5泊8日の南アフリカの旅もあっという間に過ぎ、今日がいよいよ最後の試合の観戦日。その前にお部屋のお引越しとお買い物。ここで、プチ事件を起こしてしまうのだー。

 昨晩、早く寝たので、今日は比較的に元気である。高地で乾燥が激しく、おまけに冷え込む夜の試合観戦(ダウンのロングコートを着てホッカイロを握り締めていた)ばかりだったので、実は風邪を引きそうだった。でも気合で踏ん張る。

 朝食後、オーナーのクリスに散歩に誘われる。宿の敷地内から徒歩で出たことがなかったのだが、実は宿の前には警備員が常駐している小屋があって、この近辺は安全なのだという。

クリスのお母さんの家

 道路を30mほど歩くと、奥まったところに一件の邸宅Highgate。リモコンで電動ゲートを開ければ、白い田舎風の建物。クリスのお母さんの家とのこと。今はケープタウンにいるそうだ。そのお屋敷のさらに奥に、キッチン付きのコンパートメントが2棟。

 あとで、ここに移るようにお願いされる。到着した日、早く部屋に入れてもらえたのだが、もしかしたら我らはこっちに5泊する予定だったのか?いづれにしても両方に宿泊できたのはラッキーである。

こちらはクリスの住んでいる家

 リビングとベッドルーム、ミニキッチンにシャワーとトイレのバスルーム。冷蔵庫に電子レンジ、電気コンロもあって、食器も揃っている。食材さえ買ってこられるのなら、こんなところで1週間ゆっくり過ごすのも悪くないと思う。
 このドアを見たとき、この建物は元は絶対に馬小屋だと思った。ドアが上下に分かれているなんて、昔風の馬房の裏戸にそっくり。おまけに立て付けが悪くて・・・下には隙間が開いている。冷気が入り込んでくるので、風呂のバスマットをくるくる巻いて、下に敷いて隙間風をしのいだ。
 余談だが、オーナーのクリスのこと。

 お父さんがイギリス人、お母さんがドイツ人だと話してくれる。昨晩のドイツ対イングランド戦でどっちを応援したのだろう。聞いてみたら、ボクは南アフリカ人だよって笑って答えてくれた。

 ここのゲストハウスの他に別の高層ビルにアパートメントを所有しているらしく、かなりのお金持ちだと推測する。

 さっそく荷物をまとめて、クリスの車でお引越し。その後、すぐにサントンシティー&ネルソンマンデラスクエアまで送ってもらう。今日はもう少しゆっくり見て回れるか。

 冷蔵庫もあるし、ビールをいっぱい買ってきて、冷やしておこう!!

 

ネルソンマンデラスクエア

 今日は月曜日だからか、一昨日ほど人出がない・・・ような気がしたが、お昼を過ぎたら、人も増えてきたので、一安心。

 またまた迷子になりつつ、お店を見て歩く。こまごましたモノを買いつつ、トイレに行きたくなるが、探すとないのがトイレ。あまり人気のないトイレに入るのは危険なので、できれば人のたくさんいるあたりでと探すが、なかなか見つからず。

キナコ = It's time

  やっと見つけたトイレでも警戒しながら、用を済ませ・・・最後はスーパーでビールでも、なんて思って歩いていたら、さっきまで持っていたハズのお買い物袋がない!!

 あー、作者2号ついにやってしまった。トイレの個室に置き忘れた。ここは南アのヨハネスブルグ。もう誰かに持ち去られて、無くなっているだろうとは思いつつも、急ぎトイレに戻る。

 トイレに駆け込むと、個室から出てくるインド人系のお姉さんが荷物を持って、トイレ係員に忘れ物だよと言っていた最中だった。

 思わず日本語で「それ、私の!!どうも、ありがとう」と言ってしまった。あまりの嬉しさにサンキューサンキューと握手まで求めてしまって、怪しい日本人だと思われたに違いない。

 でもまあ、南アフリカも捨てたもんじゃないと思えた瞬間だった。

ネルソンマンデラスクエアのマンデラさん像

 いいことがあった後には、悪いことが・・・スーパーにビールが売っていなかった(売っていたのかもしれないけど、見つからなかった?ワインはいっぱいあったのに)。仕方ないので、炭酸入りの水を購入。お昼にはスーパーで売っていた寿司弁当を買ってみた。味は・・・

 一昨日と同じホテルでタクシーを呼んでもらい、無事に宿に戻る。

 夜の試合までちょっと休憩。

 寿司?

 

 その8に続く・・・

その6に戻る