2010南アフリカW杯観戦への旅 |
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6月27日、今日は旅行期間中唯一フリーの日。近ツーでは希望するオプショナルツアーがなかったので、自分達でいろいろ探す。希望する世界遺産の人類のゆりかご・スタークフォンテン洞窟とライオンパークへ行けるツアーは、W杯特需期間は問い合わせた旅行会社は全部取り扱い無し。プライベートツアーでと思い、とある送迎会社に見積りをお願いしてみたら、一人2190R×2名で4380Rとの返事。宿に相談メールをしてみたら、宿で取り扱っている旅行会社でも2箇所同時に行けるツアーは無し。仕方ないので、「27日と28日に分けて予約しておいてね、現金払いだったらその旨を出発までに返事ちょうだい」と日本を出発する前にメールにて依頼しておいたのだが・・・今日の日帰りツアー、どうやら希望どおり一日で回ってこれるらしい。値段もいくらかわからない。「入場料やら昼食やらに現金が必要だと思うから、1000R貸してあげるよ。ドライバーに払うお金と一緒にチェックアウトの時にカード精算してね。」と、オーナーのクリスが言った(ハズ)。南アフリカの人は現金も貸してくれちゃうんだねーっと、びっくり。まあ、現金払いでとのメールの返事をもらってなかったので、現金でと言われても困ったのだが・・・
朝8時、ドライバーのトゥーミーが迎えに来た。これからヨハネスブルグ郊外のライオンパークとスタークフォンテン洞窟へ出発。道路は途中までラステンバーグへの道と一緒。途中、いろいろとトゥーミーが説明をしてくれる。これはバラ園(南アフリカはバラが有名らしい、香料とか)、これはタウンシップ(職につけない人たちの住む居住区・ほったて小屋が密集している)、ここは金持ちの住む土地で安全とか、などなど。トゥーミーは、途中道に迷ったらしく、道路を歩く子供達に現地の言葉で道を尋ねる。車を降りて一緒に写真を撮りたいと思ったが、通りがかりの車に襲われても嫌(考えすぎかもしれないが、可能性がゼロとは言えない土地)なので、危ないことはしないようにする。
看板もあまりなく、ここがガイドブックに載っている「ライオンパーク」かーと思っていたら、微妙に違ってる。今いることろは「ライノー&ライオン」だ。ここは日本から申し込める現地ツアー(一日)でもあったところだ。ライオンパークは別だよとトゥーミーに訴えるも、いやいやライオンはここにいるからと言われてしまい、ガイドブックを持参してなかったので、絶対に違うと説得できる自信もなく、まあライオンが見れるのならどこでもいっかと妥協することに・・・ |
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![]() サイ |
入り口で3人分の入場料300Rを支払い、トゥーミーの車でゲームサファリへ繰り出す。最初は草食動物のエリアでダチョウやらインパラやらを見学。
とにかく広大な敷地でサファリ気分は充分に味わえる。この施設ではビッグファイブのうち3種類(サイ、ライオン、バッファロー)が見られるという。冬場の枯れ草色にまぎれて、動物たちは発見しにくい。 |
![]() バッファロー |
草食動物エリアの奥には肉食動物エリア(ライオン・ワイルドドッグ・チーターがそれぞれに区分けされている)があり、まずはライオン。敷地の中を目を凝らして車を走らせるも、ライオンの影は全く見当たらず・・・やはり朝の9時、ネコ科の動物は寝てる時間なのか?いるであろう、主だったスポット?に見つからないので、あきらめてチーターのエリアに向かう。 |
時間帯が悪いのか、こちらも全く出会えず・・・とあきらめかけていたら、一匹のチーターがひょこひょこ道路に出てきた。車慣れしているのか、全く車を避けないこのチーター。数分ほど、我らの車を先導し、草むらに消えていった。
そしてチーターエリアの最後の方、隣接するライオンエリアに昼寝するライオンを発見。これはライオンエリアの道路からじゃわからんなーという場所で爆睡中。 |
![]() マイペースなチーター |
金網越しなので、動物園で見るのと変わらないじゃん、とか文句を言うのはやめよう。見つけられたことはラッキーなのだ。
13時から餌場にて食事風景を見ることができるらしいが、次の予定もあるので、これはあきらめることにする。やはりこの施設は半日では充分に楽しめないほど、広い。 |
![]() 草にまぎれて昼寝 |
![]() すやすや・・・ |
ゲームドライブを駆け足で済ませてから、ビジターセンターへ行く。ここにお目当ての赤ちゃんライオンがいるらしく、我らの一番の目的であった、赤ちゃんライオンと写真を撮る!!が、達成できそう。
赤ちゃんライオンは大きさが大・中・小と3箇所に分けてあり、それぞれのエリアに入場するにはさらに一人30Rの入場料を支払う必要があった。なおかつ誓約書にもサインを求められるのだから、何が起こるかわからないと充分に吟味して、大のエリアを選んで入場する。一組5分と決まっているので、その間なでたり、一緒に写真を撮ったり自由にできるのだ。赤ちゃんライオン大はお昼寝中で肉球とか触っても全然起きない。おとなしいものだ。写真と撮りまくって、5分間はあっという間に終了。ちなみにとなりの中のエリアの赤ちゃんライオンはやんちゃで、お客さんのズボンに爪をひっかけて穴を開けたり、ジャンパーをボロボロにしたりしていた。小赤ちゃんライオンは小さくてかわいかったのだが、写真を撮っても猫と間違えられそうなので、我らは大を選んだ訳。 |
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看板によると、これはホワイトライオンの赤ちゃん。生後110日。雄で150kg〜225kg。雌で110kg〜152kg。エサ、シマウマ?寿命はだいたい13年だと。
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![]() 人間の手と同じ大きさ |
ガイドのトゥーミーはエリアの入場料を払ってないのに、現地人の特権なのか、ちゃっかり一緒に入場し、我らの写真をいっぱい撮りまくってくれた。赤ちゃんライオンと写真が撮れて、大満足な作者2号であった。
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![]() スタッフと遊ぶ赤ちゃんライオン |
![]() 日本のお笑いタレントを思い出すね |
ビジターセンターにはその他、サイの赤ちゃんや爬虫類コーナー、レストランにバーベキューコーナーなどなどがあった。W杯期間中のためか、各国のユニを着用した観光客で賑わっていた。11時からはチーターのショーがあり、英語の説明なので、半分はわからなかったのだが、多分この施設の動物の説明と飼育、調教方法について語っていたかと思われる。そして、ショーでは観客がチーターと競争する光景も見られる。
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![]() 入場門のところにあるレプリカで我慢 |
今回、残念だったのは時間がなくて、シマウマの群れが見られなかったこと・・・このライノー&ライオンは広すぎて、半日で見て回るには難しかったし、野生動物は人間の都合どおりにはならないことを改めて知った次第。
本格的なサファリのゲームドライブには2,3日必要という話にも納得。 見たかったなー、本場のシマウマ!! |
その6に続く・・・
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