2010南アフリカW杯観戦への旅

飲んだくれ夫婦@3回目のW杯観戦旅行記 パート3

 ラステンバーグからヨハネスブルグに戻ったのは深夜1時半を過ぎた頃、ところが宿のあるモーニングサイド地区のセキュリティーゲートは夜の8時を過ぎると一箇所を残して、全て閉鎖される。ということを、後日知ったのだが、開いている一箇所が見つからなくて、このまま、朝まで入れないのではないかと、かなり焦った。が、なんとか1時45分には宿に到着。ビールを飲み、昼食の残りのピザを食べながら、テレビで先程の試合を見つつ・・・いつのまにか、夢のなか・・・

  6月25日、8時起床。昨日、南アフリカに到着したはずなのに、もう何日も滞在しているような感覚になる。それほど、昨日のスケジュールがきちきちだったという証拠である。今日はプレトリアにてチリ対スペインを観戦予定。送迎のピックアップは16時なので、それまで体を休めることにする。

 宿の朝食はイングリッシュブレックファーストで、卵&ソーセージ料理を頂くことができた。他に種類豊富なパン、シリアル、ヨーグルトなどが食べられた。

 お昼過ぎ、昨日と同じ店からランチをデリバリーしてもらう。今日は宿の共有テラスの席にて、ビールと一緒に頂く。

 隣の席に座ってきた同宿のフランス人に「昨日の日本はよかったね」と言われ、気をよくする。

今日のランチ

 隣のフランス人はTV局のスタッフで「俺の友達が日本にいるんだが、知っているか?フィリップ・トルシエというんだ。昨日も試合の後、電話で話したんだ。」ときいてきた。

 我らの英会話力では「元日本代表監督で有名だよ。」と答えるのが精一杯。

 フランスが決勝トーナメントに進めなかったので、日本の勝利に対しあまり大喜びできないのが、残念。

仕事前の騎馬警官隊の馬

Loftus Versfeld Stadium

 15時45分お迎え到着。南アフリカなので時間にルーズかと思いきや、この送迎会社は仕事をきっちりとこなす。本日のドライバーは昨日とは別の人。

 プレトリアまで1時間弱で到着。今日は競技場の近くでドロップされて、試合終了後同じ場所でピックアップされるときいていた(実は昼間に現地旅行会社から英語で電話があって、緊急用に携帯電話の番号を聞かれたのである。でも、使えないかもと不安に思っていた)。

競技場の照明は建物の外の鉄柱

 どんな場所に降ろされるのかとドキドキしていたら、セキュリティーエリアのゲート前にあった民間駐車場にぱぱっと車を駐車。ここにいるから、ここへ戻ってこいと言われた。駐車場代50Rはしっかり払わされたが、これで、安心して戻ってこられる。

 競技場に向かう途中の空き地で馬を発見!騎馬警官隊の馬たちが十数頭、木陰で待機中。なんと、馬たちは冬毛が生えていて、びっくり。でも南アフリカは今は冬なので納得。

 プレトリアのスタジアムは4万人収容のかなり古い建物。歴史を感じることができる。スタジアムの照明が競技場建物の外の鉄塔に設置してあるのが、不思議。

そしてここが日本の次の試合会場となる。

 さっそくファンショップを覗いて、スペイングッズを探すも、やはり人気チームなのか、品薄。もうちょっと大きめのショップに移動して、Tシャツなどを購入。スペイングッズは高い!!

 

陽気なスペイン・サポーター

 昨日のラステンバーグでは周りを楽しむ余裕が全くなかったが、今日はいろいろと見て楽しめた。ブースではアフリカダンスを見たり、ザグミ(大会マスコット)と写真を撮ったり、スペインとチリのサポーターのお祭り騒ぎを眺めたり、3時間前に競技場に着いても、大会の雰囲気を多いに楽しめた。やはり、日本対デンマーク戦とは盛り上がり方が断然に違うのだ。

アフリカらしい催し物

競技場内での初ビール

 競技場のスポンサービールはバドワイザー。一杯30ランド(1ランド約11円)。昨日は飲まなかったので、今日が競技場、初ビール。

 トイレが心配なので、ビールは一人一杯が基本。トイレの数も少なそうなので、試合が始まったら、トイレい行かなくてもよいように水分を制限する。

ゴール裏

 今日の座席はカテゴリー3だけど、バックスタンドの一番端っこ、下から10数列目。この席に座るためには、グラウンドレベルに一度入ってゴール裏をを歩いていくという、不思議な構造。なので、選手の目線でスタジアムを眺めることができたのはラッキー。  

 スペイン対チリ、マッチ47グループH最終節。初戦をスイスに負けたスペインはこの試合、勝って1位通過しないと、決勝リーグでブラジルと当たってしまうであろうから、ここは勝ちたいところ。

 スペインの華麗なパス回しに見とれ、昨日の試合とのスピードの違いに驚き、絶対に足とボールに磁石が付いてる(あるいは透明な糸がついてる)のではと疑いつつ試合観戦。

 前半24分ビジャの「え、うそ、入ったの?」というゴールで先制。その後、37分にもビジャのアシストでイニエスタがゴール。チリも退場者をだしてしまうも1点を返すが、裏試合とのかねあいもあるのか、無理はせず、最後の10分はグダグダな試合。帰る人も出始めた。

ラテン系のりのりチリ・サポーター

 試合終了3分前、座席を立つ。試合もある程度、決着がついているし、終わってからでは、通路が狭くて絶対に帰り道が混雑すると予想したためである。ゴールの裏をてくてく歩いている時に、試合終了。すでに競技場の外は大混雑。終了後、席を立っていたら、えらい事になっていたハズ。

 送迎のドライバーも驚くほど、早く車に到着したため、帰りの車の渋滞に巻き込まれることなく、12時過ぎヨハネスブルグの宿に帰ることができた。昼食の残りとビールで遅い夕食をとり、1時就寝。

 この日のスペインはセカンド・ユニフォーム

 

 その4に続く・・・

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