2010南アフリカW杯観戦への旅

飲んだくれ夫婦@3回目のW杯観戦旅行記 パート1

 2010年FIFAワールドカップ・南アフリカ大会・・・日本から遠いし、治安も悪いし、今回ばっかりは行くのは難しいね・・・ってハズだったのに、どういう訳か、去年12月のレッズ最終節での宴会で、やっぱり行くぞってことに話は180度急展開。FIFA公式サイトに申し込んだら、なんと4試合も当選してしまい、さてさて、どうやって行こうと悩んだ日々。当初、国内の旅行会社はチケット付きのツアーしか販売せず。航空券だけは2月に購入するも、ホテルや送迎の手配は何も決まらないまま春を迎えました。春になって、ホテル&送迎のみの申し込みも可能というツアーが出始めましたが、これも日本戦のみが対象。最終的に近畿日本ツーリストに手配旅行で送迎とホテルのアレンジをお願いしました。安全最優先で、現地旅行会社トンプソン・アフリカと近ツーに手数料(おそらく費用の半分近くは手数料でしょう)をたっぷり支払っての5泊8日のサッカー観戦旅行となりました。

 2010年6月23日朝9時過ぎ浦河を出発。持って行こうとした35年前のサムソナイトのスーツケースの車輪が壊れていることに当日の朝気づき、途中の新ひだか町でスーツケースを購入。空港そばの民間駐車場に車を預け、13時には新千歳空港、国際線ターミナルに到着。チェックイン開始時刻までビールを飲んで過ごす。両替をするも希望する額の南アフリカ・ランドがなく、現金が足りるかちょっと不安。

3月にオープンした国際線ターミナル

 16時40分定刻どおり、キャセイパシフィック航空香港行きCX581便は離陸。 

 約5時間のフライトの後、香港に到着。乗り継ぎまでの3時間をターミナルをふらふらしながら見て歩く。とにかく広くて、迷子になりそう。香港ドルをもっていないので、コーヒーはクレジットカードにて支払い。空港は小額でも遠慮することなくカードが使えて便利。

とにかく広い・・・

約翰尼斯堡 すごい字です

 23時45分香港発ヨハネスブルグ行きCX749便。こちらも定刻どおりに出発。座席の周りは中国系のツアー客。13時間のフライト・・・

 二度の機内食を食べ、途中はビデオを鑑賞したり、うとうと寝たりして、長かった13時間を過ごし、早朝のヨハネスブルグ・ORタンボ国際空港に到着。預けたスーツケースも無事に到着。早朝だっため、入国手続きも並ぶことなくスムーズに終了。荷物検査も特になくて、拍子抜け。あとは出迎えの人と会えるかどうか。

空港内はワールドカップモード

 出口にはネームボードを持った人がたくさん待機していたが、自分たちの名前をすぐに発見できて、送迎会社のドライバーと無事に合流。そのまま試合のチケットを引き換えるため、発券機の場所まで連れて行ってもらう。クレジットカードをいれたら、4試合分のチケットを無事にゲット。

 送迎の車は日本の大手メーカーでちょっとがっかり。

 さあ、いよいよ宿へむけて出発。

 渋滞前の市内を40分ほど走りぬけ、宿に到着。サントンのモーニングサイド地区の奥まったところにある「High Grove Guest House」。日本のペンションのような感じで6部屋しかない、小じんまりとした宿。

 あんまり早い到着なので、宿に入れてもらえるだろうかと心配したが、大丈夫だった。ただ、部屋にはまだ入れないらしい。(そりゃそうだ。チェックインは14時からって書いてあるもの)

 リゾートっぽい素敵な外観

 実は前夜、この地区は大きな停電に見舞われたらしく、到着時も自家用発電機でなんとか電気を起こしていた状態。オーナーのクリスもバタバタしながら、対応してくれたのだが、どうやら11時から電気が使えるとのこと。

 ありがたい事に10時過ぎには部屋に入れてもらえた。窓には鉄格子。敷地の壁には電気柵・・・やはり、ここは南アフリカ。心しておかねば!!

部屋は1階で庭に出られる

部屋の外は素敵なテラス

 まずは今晩の試合から帰ってきた時のビールを確保せねばと、女性スタッフのキムにビールはどこで買えるかきいてみた。そうすると、食堂に案内され、冷蔵庫の中を見せてくれ、飲んだものをノートに記すように言われた。ふむふむ、これで深夜の帰宅も安心。

 お次は無線LANのこと。無料でつながると思っていたら、どうやら違うらしい。使いたいと言ったら、使用した分だけ支払う方式ということで、パスワードをもらう。なんとか宿でのネット環境も整った。

ランチはテラスで

 昼食はデリバリーのピザ。メニューを見て、キムに電話をしてもらう。代金はチェックアウトの時にまとめて精算してくれるという。

 30分もしないで、ピザとサラダと鶏唐もどきが到着。これで千円ちょっと。あまりのボリュームに唖然。全部は食べきれないので、残りは夜中に帰ってきてからの夜食とする。

 日本から借りてきた携帯電話と自分のi-Phoneで試しに通話してみるが、繋がらない。どうしてだろう。さて、困った。

 おそらく停電だったため、温水タンクに湯が沸いていなく午前中は湯がでなかったのであろうが、お昼過ぎにようやくシャワーの湯が使えるようになった。試合会場のラステンバーグへ出発する前にシャワーをすませる。

 こちらの宿はシャワーだけで、バスタブはなし。アフリカでは湯船に浸かる必要がないのかもしれない。アメニティーはハンドソープとボディーソープのみ。でも、香りがきつくて、ちょっと使えないので、日本から持参したものを使う。

ガラス戸の奥がシャワー

 日本で購入したマルチタイプの変換プラグ。南アフリカでは使えないと聞いていたので、ちょっと不安だったが、こちらの宿にはヨーロッパタイプの変換プラグがすでに差し込まれていたため、充電などは問題なくできそう。(でも、せっかくマルチタイプを購入したのにね。そういえば、使えるかどうかも試さなかった。)

 さて、その後は仮眠をとりつつ、15時のお迎えを待つ。

 日本対デンマークのチケット

 

 その2に続く・・・